2009/11/28

現世無限模様 -一条の光-







          
迷い迷い迷い
          求め求め求め
          探し探し探しながら歩いてきたわ。
          たったひとつの言葉に導かれてね。



          希望。
          希望。



          それは確かにあるものかしら と。
          それはどこかにあるものかしら と。



          希望。
          それは一条の光。
          か細いか細い一条の光。



          こんなか細い頼りなげな
          見えもしない一条の光に
          あたしは身を任せて生きているのね・・・   人生さえあずけて・・・



          人って・・・
          どこへ行くのかしら・・・



          人って・・・
          どこまで行くのかしら・・・   


 
          人って・・・ どこまで行くのかしら・・・    そこに・・・ 希望はあるのかしら・・・














2009/11/21

現世無限模様 -きのうまで-







          
秋桜が咲いていたわ。。。  きのうまで

          雲がゆっくり流れていたわ。。。  きのうまで

          風がやさしい調べを奏でていたわ。。。  きのうまで

          手のひらにはふんわり愛が乗っかってたわ。。。  きのうまで

          雨も嵐もここを避けて通りすぎるものだったわ。。。  きのうまで

          月も銀河も暗闇からあたしを守ってくれていたわ。。。  きのうまで



          きのうまで。。。  きのうまで。。。  きのうまで。。。  きのうまで。。。













2009/11/13

現世無限模様 -桜 咲く 罪-







          溢れくる


          心の熱に
怯えつつ


          流るる日々よ     桜・・  咲く・・  罪・・・・・











2009/11/08

現世無限模様 -まぼろし-







          現世 (うつしよ) 
        

          流々(るる) 乱々の  星の下


          咲いてまぼろし
・・・   散りてまぼろし・・・












2009/11/05

燻る老い -沸々と-






          今は・・・
          あたしたち・・・
          舞台の裏を流れましょう・・・



          今・・・
          ライトは彼らに当たっているわ・・・


          高らかに掲げられるのは錦の御旗ね・・・
          決して流されることはないと信じた証ね・・・


          舞台の下には沸々と次なる時代・・・  沸々と・・・   そう 沸々と・・・  















2009/11/03

燻る老い -ひたひたと-






          時間って 時って 面白い。


          年をとるから時間が見えるのね。
          時間が見えるから年を感じるのよね。


          一時たりとも休まない時。
          そう・・・ 時間は一時たりともサボったりはしないのね。


          ちょっと サボっていてくれればいいのに・・・
          ちょっと よそ見していてくれればいいのに・・・
          




          滑らかに 滑るように 音も立てず ひたひたと あたしを 支配してゆくのね。

          
          夕闇が迫るように ひたひたと ひたひたと 過ぎてゆく時・・・    燻(くすぶ)る 老い。